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前負荷

ひとことで

前負荷は、心室が収縮する直前に心筋へかかる伸展・負荷です。主に静脈還流と拡張末期の心室充満に関係します。

もう少し詳しく

体液量・静脈還流が増える ↓ 心室へ戻る血液が増える ↓ 拡張末期容積が増える ↓ 前負荷が増える
適度な前負荷増加はフランク・スターリング機序により📖一回拍出量を増やします。しかし心機能が低下している患者では、過剰な前負荷が肺うっ血や📖浮腫につながります。

なぜ重要?

前負荷は「多いほど良い」わけではありません。脱水・出血では不足し、心不全・腎機能低下では過剰になり得ます。体重、浮腫、呼吸、尿量、血圧などを合わせて評価します。

薬との関係

利尿薬 ↓ Na・水排泄が増える ↓ 循環血液量・静脈還流が減る ↓ 前負荷が低下 ↓ 肺うっ血・浮腫が改善
効きすぎると前負荷が不足し、低血圧、腎血流低下、ふらつきが起こることがあります。

考えてみよう

問い

心不全患者の体重が数日で増え、夜間の息苦しさも悪化した場合、前負荷はどう変化している可能性がありますか?

解説

Na・水貯留によって循環血液量と静脈還流が増え、前負荷が過剰になっている可能性があります。体重、浮腫、呼吸状態、尿量を確認します。

関連用語

関連教材

体液量と前負荷、心不全とうっ血、利尿薬による変化。

参考資料

標準的な循環生理学・心不全病態生理学教科書、心不全診療ガイドライン。