下腿浮腫

下腿浮腫の要因のうち、薬剤性の機序
血管内圧上昇: ・血漿量増加
  • バソプレッシン
    • 抗利尿作用
  • 甘草を含む漢方
    • アルドステロン様作用:Na貯留
  • 副腎皮質ステロイド
    • 鉱質コルチコイド作用:Na貯留
  • NSAIDs
    • 腎臓血管拡張作用(PGE2, PGI2合成阻害)
  • チアゾリジン系糖尿病用薬
    • エストロゲン
      • ドパミンアゴニスト
        • 腎動脈拡張
      血管内圧上昇: ・静脈閉塞
         
        血管内圧上昇: ・動脈拡張
        • DHP系Ca拮抗薬
          • L型Caチャネル拮抗:血管拡張
        • ガバペンチノイド(ガバペンチン、プレガバリン)
          • 電位依存性カルシウムチャネル(Cav)のα2-δサブユニットに作用
        • SSRI
          • 5-HT 受容体
        血管透過性亢進
        • 細胞障害性抗がん薬
         
        リンパ浮腫
        • 細胞障害性抗がん薬
         
        機序不明
           
           
          原因薬剤
          原因薬剤機序
          抗てんかん薬血管拡張
          抗うつ薬血管拡張
          抗精神病薬血管拡張
          パーキンソン病治療薬血管拡張
          降圧薬腎(ナトリウム貯留)
          ホルモン療法薬腎(ナトリウム貯留)
          糖質コルチコイド腎(ナトリウム貯留)
          NSAIDs腎(ナトリウム貯留)
          化学療法薬リンパ浮腫
          化学療法薬血管透過性
          チアゾリジン系糖尿病用薬機序不明
          PPI機序不明
           
          薬剤性浮腫
          原因薬機序
          DHP系Ca拮抗薬 Ca 拮抗薬/降圧薬 静水圧の上昇 (用量依存的な副作用)
          チアゾリジン血管透過性の亢進、静水圧の上昇
          神経障害性疼痛治療薬静水圧の上昇
          ドパミン作動薬静水圧の上昇
          抗精神病薬静水圧の上昇
          硝酸薬静水圧の上昇
          NSAIDs静水圧の上昇
          ステロイド(鉱質コルチコイド作用)静水圧の上昇
          ACEi血管透過性の亢進
          インスリン毛細血管の膠質浸透圧の低下、血管透過性の亢進
           
          下腿浮腫の原因薬
           
          論文に掲載されている薬剤を、データベースに追加
           
          症例報告)
          • レボフロキサシン
          • ミアンセリン