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フロセミド
ひとことで
フロセミドは、腎臓のNKCC2を阻害してNaと水を強く排泄させるループ利尿薬です。浮腫や肺うっ血を改善します。
どの薬効群?
ループ利尿薬に属します。
どう効く?
何に使う?
- 心不全に伴う浮腫・肺うっ血
- 腎疾患・肝疾患などに伴う浮腫
- 高血圧症の一部
- 急速な体液調整が必要な場面
この薬の特徴
- 経口剤と注射剤がある
- 強い利尿作用を持つ
- 尿量そのものではなく、体重・浮腫・呼吸の改善が治療目標
- 低K血症、低Na血症、脱水、腎機能変化に注意する
- 高用量や急速静注などでは聴覚への影響にも注意する
患者さんには、どう説明する?
「体にたまった余分な塩分と水分を尿として出し、むくみや息苦しさを軽くする薬です。体重、尿量、ふらつき、筋力低下を確認します。」
この薬で起こりうる変化を考える
Na・水排泄増加
↓
体液量低下
↓
口渇、低血圧、腎血流低下
遠位側へのNa到達増加
↓
K排泄増加
↓
低K血症、脱力、不整脈
患者では何を見る?
効果を見る
毎日の体重、浮腫、尿量、息切れ、起坐呼吸、血圧。
見逃したくない変化
脱水、低K・低Na血症、腎機能悪化、失神、耳鳴り・聴覚変化。
生活から見る
トイレ移動と転倒、夜間頻尿、食事・水分摂取、発熱・下痢・嘔吐。
いつ注意する?
開始・増量・静注時、脱水時、腎機能変化時、他の利尿薬・RAAS抑制薬・NSAIDs追加時。
関連する薬理学用語
動かして理解する
ネフロンと利尿薬、体液量・K・浮腫の変化。
参考資料
最新の電子添文・インタビューフォーム、PMDA、心不全・浮腫性疾患の診療ガイドライン。