📖

NKCC2

ひとことで

NKCC2は、ヘンレ係蹄太い上行脚でNa⁺・K⁺・2Cl⁻を再吸収する共輸送体です。ループ利尿薬の主な作用点です。

もう少し詳しく

尿細管内のNa⁺・K⁺・2Cl⁻ ↓ NKCC2が尿細管上皮細胞へ取り込む ↓ NaCl再吸収 ↓ 腎髄質の濃度勾配形成 ↓ 水を保持する能力に関係
太い上行脚は水をほとんど通さず、塩類を再吸収します。NKCC2の働きは尿濃縮機構と体液・電解質調節に重要です。

なぜ重要?

NKCC2を阻害したときに、強い利尿、低K血症、低Mg血症、Ca排泄増加などが起こる理由を理解できます。

薬との関係

💊ループ利尿薬 ↓ NKCC2を阻害 ↓ NaCl再吸収が低下 ↓ Na・水排泄が増加 ↓ 体液量・📖浮腫・肺うっ血が改善
遠位尿細管へ届くNaが増えるとK排泄が増えやすくなります。脱水、低血圧、腎機能変化、電解質異常を観察します。

考えてみよう

問い

NKCC2を阻害すると、なぜKが低下しやすくなるのでしょうか?

解説

遠位側へ多くのNaが届き、集合管でNaが再吸収される際にK排泄が促されやすくなるためです。体液量低下によるRAAS活性化も関係します。

関連用語

関連教材

ネフロンとNa・水、利尿薬の作用部位、NKCC2阻害と電解質。

参考資料

標準的な腎生理学・薬理学教科書、ループ利尿薬の電子添文。