看護薬理学
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看護薬理学 2026
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注射剤の確認事項
注射剤の確認事項
2026/4/1
11:24
2026/7/2
11:25
注射剤の確認事項
注射製剤は直接血管内等に注入することから、ミスが健康被害に直結するため、特に注意が必要。
0. まず押さえる(必須)
用法:静注(ボーラス)/点滴静注/皮下/筋注/中心静脈のみ 等
投与速度:急速投与禁・緩徐投与指定の有無
希釈の要否:原液投与可否、最終濃度の上限
溶解液・希釈液:種類(生食・5%ブドウ糖・注射用水 等)と液量の指定
配合変化:他剤混注の可否(同一ルート可否、Yサイト可否)
1. 調製前(処方監査・疑義照会ポイント)
禁忌・アレルギー歴(特に抗菌薬・造影剤・生物学的製剤など)
腎機能・肝機能に応じた用量調整の要否
体重換算・BSA(抗がん剤、免疫抑制薬等)
製剤規格の取り違え(濃度違い、単位違い、mg↔mL、IU など)
投与ルートの適否(末梢で可か/中心静脈が必要か、刺激性・壊死性薬剤)
投与量に対して希釈量・投与時間が妥当か(濃度が高すぎないか)
2. 調製時(溶解・希釈・混注)
2-0 準備
容器に破損がないか
脱酸素剤の色変はないか
2-1 溶解
指定溶解液の確認(専用溶解液の有無、注射用水/生食/糖液など)
溶解手技(激しく振盪しない、泡立てない、溶解後の静置など指定の有無)
溶解後の外観(澄明・色調・沈殿の有無)
2-2 希釈
指定希釈液の確認(生食不可/糖液のみ等)
最終濃度の上限、希釈後の安定性(使用期限、遮光、冷所など)
関連ページ)
溶解・希釈液
必ず希釈して使用する注射剤
2-3 混注(配合変化)
他剤混注の可否(配合不可・配合注意)
Ca含有輸液との相互作用(沈殿リスク)
pH差で変化しやすい組合せ(アルカリ性薬剤・酸性薬剤)
関連ページ)
配合変化
3. 投与準備(デバイス・ライン)
フィルターの要否(専用フィルター、フィルター不可の製剤など)
ライン材質の注意(PVC吸着、DEHPフリー必要など)
ルートの前後フラッシュ(必要な場合:混注回避、閉塞・析出予防)
遮光の要否(遮光カバー)
関連ページ)
PVCフリーの輸液セット
フィルター
遮光が必要な注射剤
4. 投与中(観察ポイント)
直後の副作用:アナフィラキシー、血圧低下、呼吸状態など
血管痛・静脈炎、血管外漏出(発赤・腫脹・疼痛・滴下不良)
投与速度が指示通りか(シリンジポンプ/輸液ポンプ設定)
5. 事故につながりやすい「よくある注意」
原液静注が危険な薬剤(必ず希釈)
専用溶解液・専用希釈液がある薬剤(誤ると失活/沈殿)
Ca含有輸液と相性が悪い薬剤(沈殿)
配合変化が多い薬剤(ルート分離、単独投与)