降圧薬
マルチモビディティの観点からみた薬剤
併存疾患から、積極的に使用することが望ましい薬剤

禁忌・慎重投与

患者背景からみた薬剤
妊娠・妊娠可能性
- RAS抑制薬:禁忌
- ARB:禁忌
- ACEi:禁忌
- ARNI:禁忌
- DRI:禁忌
Ca拮抗薬は一部の薬剤について、禁忌が削除された
高齢者
CQ. 高齢者の転倒と降圧治療に関連はあるか?転倒を起こしやすい降圧薬はあるか?
高齢者の降圧治療は、開始早期に転倒リスクの増加と関連する。転倒リスクの高い高齢者では、α遮断薬は使用を避け、使用する場合は、少量より漸増する。(エビデンスの質:中、推奨度:弱)
起立性低血圧を有する場合は、降圧利尿薬の中止又は減量を考慮する。(エビデンスの質:低、推奨度:弱)
CQ. 高齢者高血圧において、合併症のある場合での積極的適応となる薬剤はあるか?
誤嚥性肺炎の既往(不顕性を含む)のある患者では、ACE阻害薬が推奨される(エビデンスの質:中、推奨度:強)
骨粗鬆症患者では、他に積極的適応となる降圧薬がない場合、サイアザイド系利尿薬が推奨される(エビデンスの質:低、推奨度:弱)
生活面からみた薬剤
| 食 事 | 排 泄 | 睡 眠 | 運 動 | 認知機能 |
便秘
- 疾患と便秘
- 排便のいきみは、血圧を上昇させる
- 薬物治療と便秘
- Ca 拮抗薬
- 利尿薬
転倒
- 降圧薬
認知症
- 降圧薬