医療安全
病院のヒヤリ・ハット事例は、「薬剤」に関連する事例が最多

医療事故の件数では、合計5911件のうち、薬剤に関連する医療事故は475件(8.0%)(2024年)

→薬剤に関連する「ミス」は日常的に起こりうるが、医療事故になる前に気づいている!
参考資料)
医療事故情報収集等事業 https://www.med-safe.jp/index.html
防ぐためのポイント)
- ミスが起こりうることを知る
- どのようなときに、ミスが起こるのかを知る
- ミスを防ぐために、どのようにしたら良いかを考える
- 実践する
- 「6R」は、投薬(与薬)に伴うインシデントを防ぐための確認項目。
- 施設によって表現や項目が少し違うことがあります(5R/6R/7Rなど)。
- はじめに提唱されたのは、5R
- 施設によっては独自の項目を設定している場合も
- Right Patient(正しい患者)
- リストバンド・氏名/生年月日等、2つ以上の識別子で確認
- 同姓同名、ベッド移動、検査搬送後に要注意
- Right Drug(正しい薬剤)
- 薬品名・規格・剤形(徐放/即放、濃度違い、類似名称)
- 配合変化・適応外使用の有無
- Right Purpose(正しい目的)
- 目的(適応・症状・検査値など)と投与内容が一致しているかを確認
- 目的が不明/状態変化がある場合は与薬前に確認する
- Right Dose(正しい用量)
- 量・回数・投与速度(特に注射/点滴)
- 腎機能・体重・年齢で用量が変わる薬(抗菌薬、抗凝固薬など)
- Right Route(正しい投与経路)
- 経口/静注/筋注/皮下/経管など
- 「静注禁」「希釈要」「中心静脈のみ」などの注意を確認
- Right Time(正しい時間)
- 投与時刻、投与間隔、食前/食後、透析前後など
- 1回抜け・重複・前倒し/後ろ倒しがないか
- 持参薬/臨時薬/中止変更直後(オーダー切替時)
- 類似薬・類似名称・規格違い(mgとmL、濃度違い)
- 点滴の速度・単位(mL/h、mg/h、μg/kg/min)
- 与薬前後の状態変化(血圧・脈拍・意識・呼吸状態・SpO₂ など)
6Rは「確認して終わり」ではなく、患者の状態(禁忌・慎重投与、腎機能、妊娠、相互作用など)まで含めて“実施前に立ち止まる”ための枠組みとして使う。
厚生労働省
- 安全な医療を提供するための10の要点
誤薬を防ぐために、医薬品に関する「5つのR」に注意することが必要です。5つのR(Right=正しい)とは、「正しい患者」、「正しい薬剤名」、「正しい量」、「正しい投与経路」、「正しい時間」を指します。
医療事故情報収集等事業
- 医療安全情報 No.101 2015年4月
薬剤の準備時・投与直前に6R を確認する。正しい患者(Right Patient)、正しい薬剤(Right Drug)、正しい目的(Right Purpose)、正しい用量(Right Dose)、正しい用法(Right Route)、正しい時間(Right Time)です。
剤形ごとの注意点
内服薬
- PTPシートから取り出して飲む
- 噛んだり・潰したり・砕いたらいけない薬がある
- 溶けにくい薬・・糞便中にゴーストピルが出る場合がある




